猛暑が続いてますね。
今日は午後からグループ会社の役員達が各地から札幌入りし、新規事業に関する打合せがあったので、その前に午前中から札幌駅で取り寄せていた商品を購入する為に銀行に立ち寄ってから軽くショッピングしてきました。
午後からは円山の人気店『グリュスゴット』にてランチをして、その後すぐに新規事業の打合せと分刻みスケジュール。
来年には弊社グループ企業最大規模の大型プロジェクトに向けて、これから徐々に詰めていこうと思います。
そこで話は変わりますが、ビジネスにおいて私自身がよく『リスク』と『リターン』の関係性をお話する事があります。
会社の経営が思うようにいかない。
売上が減っている。
お客さまの数も減っている。
従業員のモチベーションが低い。
いい商品なのに、それが知られていない。
もし、今現在この文章を見ている貴方の会社がそんな状況だったら、大きなチャンスの時です。
なぜなら、改革できるから。
『イノベーション』がやりやすいからです。
イノベーションとは物事の「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のことです。
つまりそれは、「過去との決別」ということです。
イノベーションには「創造性」が不可欠です。
創造的破壊をすること。
うまくいっているときは、なかなか思い切った改革なんてできない。
人間は今までやっていたことを変えるのが嫌なのです。
未知のものには、恐怖さえ覚える。
だから上手くいかなくなったとき、つまりリスクやマイナスを背負ってる今だからこそ、チャンス(リターン)ともいえるのです。
例えば飲食店で考えてみましょう。
パスタも、カレーも、かつ丼も、ラーメンも、生姜焼きも、なんでもメニューにある飲食店。
歴史のある定食屋。
でも、最近お客の入りが徐々に少なくなって、全盛期の半分くらいの売上になってしまった。
リストラもしたり、経費節減もした。
もうこれ以上のコストカットは難しい。
そんな時、ピンチと思うのではなく、大きな改革ができるチャンスでもある。
そう考えてみるわけです。
だって、このままでは行く末は目に見えているんですから。
だから、今までの歴史とか、知名度とか、ある意味くだらないプライドを捨て、業態を「スパゲティナポリタンの専門店」に変更する。
SNSを利用して拡散してもらうことを意図した、店作り、盛りつけ、店員さん、WiFi環境。
SNSを利用したプロモーションや関係性作り。
さらに地域の人たちを巻き込んだ、イベントやクーポン。
そういうことに取り組んでいく。
そうすると、うまくいくかもしれない。
飲食店で説明してみましたが、もちろん飲食に限りません。
今、中途半端な「総合」がダメになっている時代です。
百貨店の低迷、電気量販店の閉店、総合出版社の苦戦。
総合よりも専門性の時代になったのです。
総合店はインターネットにかなわない。
だから、その時代を見据えたイノベーションが求められているのです。
うまくいっていないときや大きなリスクを背負ってる時だからこそ、チャンスとリターンがあるという事です。
困難な時代。
経済が停滞した時代。
そういうときこそ、優れたイノベーションが生まれてきます。
何のストレスもない、そういう時代は、過ごしやすけど「イノベーション」には不適切な時代なのです。
「創造的破壊」というキーワードを、自身のビジネスで考えてみましょう。
何を破壊して、何を残すのか。
これからビジネスを考える上で、とても重要なキーワードになります。
それでは良い週末を!