3日間の札幌滞在を終えて、大阪に移動中です。
今回はAI・VR・美容・メディア関連等複数ビジネスの打合せを分刻みでこなした3日間でした。
新たな技術が進化し続けている世の中では、それらの開発速度等も著しく成長してます。
そんな時代を常に先取りする為には寝てる暇なんてないですね。
そしてまさにテクノロジーというのは社会を大きく変えます。
2019年に出版された、落合陽一さんの「2030年の世界地図」という本に、5つの破壊テクノロジーが紹介されていました。
破壊するというのは、社会をあり方や人々の生活を大きく変える、強烈なインパクトを持ったテクノロジーです。
これから10年間くらいの間に、必ず影響が出てくる技術。
人工知能(AI)、第5世代移動通信システム(5G)、自動運転、量子コンピューター、ブロックチェーン。
この5つが世の中を劇的に変える。
例えば人工知能は世の中を大きく変えます。
AIの台頭によって、我々はかなり便利な生活ができるようになりますけど、全人類が恩恵を受けるわけではありません。
中には失業リスクが高い職業もある。
例えばコールセンターのスタッフ。
コールセンターの完全自動化は可能。
トラック、バス、タクシーの運転手の仕事も自動運転に代替可能。
小売りでは店舗のレジスタッフだけでなく、レジも消えていきます。
レジを作っている会社、自動車を作っている会社も今のままでは立ち行かなくなります。
会計事務所、税理士事務所、銀行の窓口業務、投資の売買、自動車保険、自動車修理、旅行代理店、など仕事が大きく変わっていくでしょう。
そうすると大量に失業する人が出てくるのは、皆さんの目の前にあるものが現実に手にとれるのと同じくらい手に取るようにわかります。
でも、それは一時的なもので、社会的には、いずれ恩恵の方が圧倒的になるのです。
それは歴史を見たら明らかです。
イギリスの産業革命で起きたラッダイト運動
テクノロジーが大きく世の中を変えたのは18世紀にイギリスで始まった「産業革命」です。
この産業革命は大きなインパクトがありました。
テクノロジーの発展によって今まであり得なかったくらい大きな価値が生み出されました。
でも、社会の変化によって苦境に陥った人々も多かった。
産業革命にともなう機械の普及により、失業のおそれを感じた手工業者・労働者が次々と機械や工場を破壊する運動がありました。
この運動を「ラッダイト運動」といいます。
産業革命が始まってから40~50年後にやっと、一般市民の収入があがったり、豊かになったりしたそうです。
現代でも、AIによって人間の仕事が奪われるから、その開発を辞めさせたり批判し、使わないようにしよう、という考え方があります。
これはかつてのラッダイト運動になぞらえ、ネオ・ラッダイトと呼ばれています。
現代のAIの活用でも、最初は破壊される産業とかがあるかもしれませんが、必ず一般の人にも恩恵がやってくるのです。
それも40年とかかからずにね。
だから、AIによって人間の仕事が奪われると考えるのではなく、テクノロジーが新しい仕事をもたらすと考える方が豊かです。
それに日本では少子高齢化による労働力不足が深刻な社会問題です。
そういう状況では、テクノロジーは失業を生み出すものではなく、むしろ労働力不足を補うものとして歓迎するべきものだと思うのです。
そして、絶対にテクノロジーの進化は止まらないのですから、人工知能の可能性をいち早く知るべきです。
近い将来、この話が世の中に真実として浸透する日が必ず来ると思っております。
貴方はその未来が来たときに、後悔だけを残すか、結果を残すか。
それは今現在の貴方の判断、そして行動次第です。
より良い未来を築き上げていく為にしっかり行動に移していきましょう。